暑い夏が過ぎ去り、秋も深まってきました。保険業界も何やら、騒々しいようです。米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が米政府の管理下で経営再建に当たることになったことは既に皆さんもご承知のこと思います。日本国内にもAIGグループの生損保会社は6社あり、契約者の方々はずいぶんご心配されているかと思います。
さて、それでは前回に引き続き「終身保険」について解説したいと思います。二回目は終身保険の種類とその特徴について解説していきましょう。
まず基本的なことから確認します。保障は一生涯あるということです。保険料の支払いは、55歳とか60歳のように期間を確定して支払うか、終身払にするかのどちらかになります。20代や30代(40代でもかまいませんが・・)なら、60歳や65歳までに保険料を払い終えて、保障は終身というタイプを選んだ方が良いと思います。
それでは本題に入ります。
さすがに主力商品だけあって各社共、多種多様な商品を発売しています。解説している私がわからなくなってしまうくらいです。そこで、なるべく分かり易くお伝えするために、番号を振り分けて解説していきたいと思います。
まず、保障に関しては、①「定額保障」と、②「変額保障」があります。①「定額保障」とは、冒頭でもお話した基本形のことです。
②「変額保障」はさらに2つに分けられます。②‐A「変額終身保険」は、保障額が変動する商品のことで、それに伴い解約返戻金額も変化します。保障額は、万一マイナス運用でも契約時の保障額は最低保証します。ただし、解約返戻金は確定ではありませんのでリスクはあります。②‐B「積立変動利率型終身保険」は、契約時の積立利率は確定していますので、②‐Aのようなリスクはありません。それ以上(契約時の積立利率)の運用成果が上がった場合は、死亡保障も解約返戻金額も増額するというタイプです。
次に、解約返戻金を、保険料の支払い終了時(60歳や65歳)までは、通常の解約返戻金額より30%低い金額に押さえることで、保険料を下げている終身保険があります。その後60歳や65歳時(保険料を払い終える時)になると解約返戻金額は一気に元の100%に戻ります。この商品名を、③「低解約返戻金型終身保険」といいます。
運用をドル建てにしている④「ドル建て終身保険」もあります。運用がドルですから、最終的に死亡保険金や解約返戻金を円に替える場合には為替の差損や差益が生じます。
ここまで整理します。
基本商品が①の「終身保険」。①の変形バージョンが③の「低解約返戻金型終身保険」。①のドル建てが④「ドル建て終身保険」。
②の保障額が変動する中では、解約返戻金にリスクがある②‐A「変額終身保険」、リスクのない②‐B「積立利率変動型終身保険」があります。この組み合わせとして、②‐B+③、②‐B+④、と言うのもあります。
さらに進みますよ!!
医療保険の特約としての終身保険もあります。あくまでも医療保険が主契約ですから、終身特約のみでは契約できませんが、掛捨ての終身保障というユニークな商品で保険料も一般的な終身保険よりも安い傾向にあります。終身保障のみを目的とする場合には選択肢の一つになるかもしれませんね。
終身保険(ここで言う①の基本形)は定期保険ほど保険料は安くはないですが、かといって養老保険ほど高くもない商品です。繰り返しになりますが、一生涯保障してくれますので、万一の時の葬儀費用としては最適な保障です。さらに解約返戻金という貯蓄性がありますので、まとまった現金が必要になったときにも活用できます。ただし、死亡保険金と解約返戻金の両方を受取ることはできませんから、加入目的に応じてご自身に最適な商品を選ぶ必要があるということですね。
※ 積立利率:積立金(将来の保険金をお支払いするために、保険料の中から積み立てる部分)に付利する利率のことをいいます。
※ 解約返戻金:保険契約が解約、あるいは告知義務違反などにより解除された場合、保険契約者に払戻す金額。
2008年のアーカイブ
終身保険 その2
2008年10月08日終身保険 その1
2008年09月02日お久しぶりです。
さて、今回は「終身保険」についてお話しします。
最も有名な生命保険が「終身保険」です。一生涯保障がある保険、とも言われています。どこの保険会社もまず、終身保険をベースに保険の提案をします。
ただし、保険会社によって、この終身保険の保険金額はまちまちで、死亡保険金額10万円もあれば100万円、300万円もあります。よく「死亡保険金で何千万円も入っている」と皆さんから言われますが、それは掛捨ての「定期保険部分」を含む保険金額の場合が多いようです。例えば200万円の終身保険に保障期間10年間の定期保険特約が4,800万円で合計で5,000万円というように・・。
「収入保障保険」の解説の時に、「生命保険は主に残されたご家族の生活を守るため」とお話ししました。従って、「収入保障保険」に入っておけば、掛け捨ての「定期保険」に入る必要はありません。
それでは、「終身保険」は何のために必要なのか?ということです。
これは死亡したときの、「お葬式代」が主な目的です。おおよそ300万円から500万円と言われています。内訳は葬儀一式費用、飲食接待費用、お寺に支払う費用(これは場所代や戒名などで、神社や教会でも同じくらいかかります)、香典返し。これらは、お住まいの場所によって多少上下しますが、合計でおおよそ300万円くらいかかると言われています。これに墓地や墓石代、仏壇購入費などがかかります。もしもお持ちでないのでしたら200万円が一つの目安と言われていますので、合計で500万円になります。
つまり終身保障で死亡保険金額300万円から500万円もあれが「お葬式代」は保障できると思ってください。保険料の支払い期間は60歳とか65歳で支払いを終える形をお勧めします。

次回は終身保険の種類とその特徴について解説していきたいと思います。
女性医療保険 その2
2008年07月22日x皆さん、お元気ですか? イヤー暑いですね!! くれぐれも体調には気をつけてください。
さて、前回に引き続き「女性医療保険」についてお話していきたいと思います。
今回は、「女性医療保険」を選ぶポイントについてです。
女性医療保険は、通常の医療保険が基本になっています。基本内容とは、「病気」や「けが」をして入院したときに入院給付金、手術をした時に手術給付金が支払われるということです。
その基本内容に、女性特有の病気(子宮、乳房の病気や甲状腺の障害など)の場合に保障の上乗せがある、と考えると分かり易いと思います。(生活習慣病も含めて女性特約としている商品が多いようです)。
つまり女性特有の病気で入院した時には、基本の入院給付金にさらに女性特有の病気分の入院給付金がプラスされるということです。女性特有の病気で所定の手術をした場合も、手術給付金が支払われますが、この部分は入院給付金とは異なり、基本の手術給付金にプラスされて支払われない商品もあります。
では次に、医療費の具体例を見ていきましょう。つまり一日当たりの自己負担額はいくらか?という目安についてです。
①47歳の女性が子宮がんになって27間日入院(手術も含む)した場合の標準的な自己負担額は約31.8万円。
→この場合の一日あたりの自己負担額は約11,800円です。
②52歳の女性が乳がんになって19日間入院(手術含む)した場合の標準的な自己負担額は約29万円。
→この場合の一日あたりの自己負担額は約15,300円です。
③41歳女性が卵巣腫瘍で12日間入院(手術含む)の標準的な自己負担額は約22.7万円。
→この場合の一日あたりの自己負担額は約18,900円です。 (社会医学環境衛生研究所調べ)
いかがでしょうか?あくまでも一般論ですが、通常の入院時のために一日1万円。女性特有の病気時にプラスして一日1万円あると、合計で一日2万円になりますから安心ですよね。でもそうすると、保険料も高くなってしまいます。そこで一つの考え方ですが、「全てを生命保険で準備しようと思わないで、その中の一日1万円分とか1万5千円分を準備する」という考え方をするとよろしいのではないでしょうか?
では、商品を選択する場合のポイントを確認しておきましょう。
「基本形」部分
・「保障期間は終身保障を選びましょう」
特に病気入院は高齢になればなるほど可能性が高くなりますからなるべく一生涯の保障をお勧めします。
・「保険料の支払い期間」
20代、30代、40代前半の方には短期間で保険料を払い終えて(短期払)、しかも保障期間は一生涯という形をお勧めします。保険料を払い終える年齢は55歳、60歳、65歳辺りがよろしいかと思います。40代後半以降になると、保険料を短期払にすると、毎月の保険料がかなり高くなるので気をつけてください。毎月の保険料負担を抑えたい方は、支払い方法を終身払にすることも可能です。
・「給付金のお支払い条件」
一日入院すると一日目から入院給付金をお支払いする商品が良いと思います。(以前は5日間入院すると、ようやく5日目から給付金がでる商品が主流でした。つまり、その場合は1日分しか給付金が支払われないということです)
一回の入院日数の限度は60日か120日です。最近は60日の商品の方が主流で、その方が保険料が安くなります。
さらに通算日数は1,000日か1,095日が多いようです。(通算日数とは、入院日数の通算のことです。退院後180日以上経過していれば、その後の入院に関しては新し
くカウントされ、その通算日数が例えば1,000日までOKということです)。
「女性疾病」部分
・女性特有の病気入院の保障はプラスで5,000円/日は準備したいです。基本形が5,000/日の場合は合計で1万円/日、1万円なら合計で1万5千円/日になります。
・形成治療等(女性の身体のイメージケアをバックアップ)顔や身体を傷跡を目立たなくする手術、乳房切開手術等、女性だからこそ気になってしまう手術に対しての保障があると良いでしょう
前回もお話したとおり、女性は男性以上に入院リスクが高く、一日あたりの自己負担額も毎年増えていますから、女性特有の病気に対する備えをしておくということはとても大切だなことです。
現在入っている医療保険に女性入院特約として付けることができる商品もありますから、一度確認してみるとよいでしょう。
女性医療保険 その1
2008年06月26日2回に渡って「収入保障保険」について解説してきました。たくさんのお問合せ、ありがとうございました。
生命保険の考え方はあくまでもシンプルに!!ですよね。
さて、今回はこれも問い合わせのとても多い「女性医療保険」についてです。
病気やケガなどで入院した時の医療費を補うための保険が「医療保険」。
実は女性のからだはホルモンの影響を受けやすく、それによって起こる女性特有の
病気や出産など、男性以上に入院リスクが高いといわれています。
統計でも女性の患者数は男性の約1.37倍もあります。(厚生労働省「平成17年患者調査」
(平成17年10月総患者数))
しかも、女性の入院時の1日あたりの自己負担費用は、平成16年が一日13,646円だったのが、
平成19年には一日19,473円と42%も増加しています。(出典:生命保険文化センター
「生活保障に関する調査」/平成19年)
特に女性の場合、入院した場合に誰かが家事や子育てを代わってくれるのか?という
問題があります。ホームヘルパーやベビーシッターを利用すると言う方法もありますが、
医療費の他にさらに出費がかさんでしまいます。具体的に言いますと、もしも家事を
外部業者に委託すると、一日あたり約14,151円掛かるといわれています
(セールス手帳社保険FPS研究所「平成18年サラリーマン世帯生活意識調査」)。
いかがでしょうか?通常の病気・ケガの他、「女性特有の病気」や「がん」を
手厚く保障する保障が必要です!!
さて、次回は「女性医療保険」を選ぶポイントをお話していきましょう。
収入保障保険 その2
2008年05月20日中田中です。ゴールデンウイークも終わり、さあ、現実に戻って・・。
そう言えば、5月3日はひどい目に会いました。ゴルフに行ってきたのですが、午前5時半、中央高速の調布インター入り口。車は全く動かず・・。ゴルフ場まで4時間もかかってしまいました。(フー) 帰りは運良く空いていましたが、朝の疲れがどっと出てしまい、つい「うとうと・・」。もしも居眠り運転で死んでしまったら、私の遺された家族は!!
さて、そんな時のために前回から引き続き『収入保障保険』の話をしていきたいと思います。
「収入保障保険」と言うのは、「収入を保障する保険」ということです。つまり、「毎日生活するためのお金」を稼いでくれる人(一般的にはお父さんですが)が死んでしまい、現在の収入がなくなった時に、それに替って、生命保険がその収入を保障してくれる保険、ということです。
ですから、保険金の払い方もユニークで「毎月毎月、お給料が振り込まれるように保険会社が保険金を遺族年金のように振り込んでくれます。(保険会社によっては毎年支払ってくれる会社もあります)
実は、マニアックな解説をするとキリがないのが生命保険。そこで、シンプルに大枠で押さえておくことがとても重要なこと。
それでは、シンプルな考え方、つまり、一体毎月いくらの「収入保障保険」に入れば良いか?という目安について説明しますね。
① まず、あなたの毎月の生活費を出してみてください。ボーナスがある方はボーナス時期の生活費も考慮してくださいね。例えば、住宅ローンのある方はボーナス時に20万円とか30万円の返済があるはずですよね。
② そうすると、毎月の生活費の10か月分+ボーナス時期の生活費×2ヶ月で1年間分の生活費が出ます。
③ さて今度は、お父さんが死んだ時の現実を想像してみてください。例えば、ご夫婦に子供2人の平均的な4人家族の場合、お父さんが死ぬと、生活費は今までより少なくてすみますよね。大体、今の生活費の70から80%になると言われています。お父さんのゴルフ代や飲み代などのお小遣いと毎日の食費などですよね。いやー、私自身、書いていて身につまされますね(涙・・)。ですから、年間の生活費×80%が、お父さんがいなくなった後の大まかな家族3人の生活費となります。
④ 住宅ローンのある方。毎月の返済とボーナス時の返済があると思いますが、住宅ローンを組むと団体信用生命保険に入りますので、ローンの残債はその時点で全てきれいに返済されてしまいます。そうすると、今まで生活費を圧迫していた、住宅ローンがなくなりますので、生活費はもっと安くなります。
⑤ これを12ヶ月で割ってみてください。そうすると、毎月必要な生活費がでてきます。
⑥ 実は、他に良く言われているのが「遺族年金」の存在です。自営業の方の「遺族基礎年金」、会社員の方の「遺族厚生年金」、公務員の方の「遺族共済年金」が、それぞれお父さんが死ぬと遺族への保障として支払われます。ただしこの計算はけっこう複雑です。妻とお子様2人の場合は大体10万円から14万円くらいと思っていてください。
さて、いくらになりましたか?毎月20万円?30万円? この金額が収入保障保険の毎月の保険金額になります。
⑦ 最後に、もう一つ重要なこと。保険期間をいつまでにするのか?これは次のように考えます。お父さんが生きていたら、いつまで収入があるのか?ということ。会社員ならば退職までですよね。つまり60歳とか65歳。自営業の方でしたら、ご自身が働く予定まで。65歳とか70歳。つまり引退する時期までが保険期間です。
⑧ 保険期間のもう一つの考え方は、一番下のお子様が社会人になるまで。一般的には22歳までですよね。つまり、下のお子様が5歳なら、あと17年間、この収入保障保険に入っておけば良いわけです。
さて、例えばあなたの年齢で、毎月20万円、保険期間60歳までの「収入保障保険」は月々いくらでしょうか? ぜひ保険モールの“収入保障保険比較ページ”を調べてみてください。
収入保障保険 その1
2008年04月28日初めまして、中田中(なかた あたる)です。清盛そら さんからバトンタッチしました。
本日より、心機一転、生命保険に関することを、分かり易く、誠実に、そして熱く語っていこうと思います。
第一回目は最近保険モールでも、「医療保険」に次いで問合せが多い「収入保障保険」についてお話ししようと思います。
突然ですが、生命保険って何のために入るか?皆さんご存知ですか? 生命保険に入る一番の目的は、亡くなった時に、遺された家族の生活費を補うためなんです。
つまり、生命保険=死亡保険なんですね。
もう少し具体的に説明しますと、働き手の「お父さん」が死んだ時に、遺された、「お母さん」や子供達が今までと変わらない生活を送るために入るわけです。今まで通りの生活とは、毎日3食のご飯をきちんと食べることができて、今住んでいる家にこれからも住むことができて、子供たちも引き続き今の学校へ通えるということです。お母さんも、できれば生活のために働かなくても暮らすことができれば、それに越したことはないですね。
そのためには、いくらくらいの死亡保険金が必要だと思います? ここが大事なんですね。多くの方がここをよく理解しないで、なんとなーく3,000万円とか5,000万円という死亡保険金にはいっています。ひょっとすると、実際に必要な保険金額より多すぎたり、逆に足りないかもしれません。ここの所、ちゃーんと説明してもらってから、保険に入らないと・・。
さて、必要な保険金額は、毎月の生活費を基準に考えます。つまり今までと変わらない生活を送るためには、毎月お父さんがいた時と同じ生活費を、お父さんの退職時期の60歳や65歳まで維持できるだけの保険金を用意するということです。
では、次回はこの必要な保険金額についてさらに突っ込んでお話していきたいと思います。
新しいブログ担当者です
2008年04月25日長々と、更新できずごめんなさい。やっと体調もよくなりました。
再開したところで、イキナリ申し訳ない!のですが
清森そらから、新しい担当者へ このブログは引き継がれ
次回から 「中田中(なかたあたる)さん」 がブログを担当することになりました。
これからも、保険モール奮闘記をよろしくお願いします♪

